【この曲を聴こう！】Clutch！ – 摩擦主義

はじめに

昨年12月にサービスを終了した、「ハチナイ」こと「八月のシンデレラナイン」。

その中のキャラ「倉敷舞子」は悩みや葛藤を抱えながらも、周りの支えもあって本校のエースとして活躍します。

そんな倉敷舞子の心の代弁とも言えるのがこの曲です。

曲の魅力

「摩擦主義」は、ギターやドラムが前面に出たアップテンポなロック調。まるで試合に向かって走り出すような高揚感があり、聞いているだけで鼓動が速くなるような勢いを感じさせます。

タイトルの「摩擦主義」からもわかるように、自分自身や他者とのぶつかり合い、そこから生まれる成長や覚悟がテーマになっています。「逃げたくない」、「ぶつかり合ってでも前に進みたい」、そうした青春の熱と痛みが込められていて、ハチナイのストーリーと重なる部分が多いです。

ハチナイは、「ただの部活青春モノ」ではなく、「心の成長とぶつかり合いを丁寧に描く」ことが特徴の作品です。だからこそ、キラキラしたアイドルソングではなく、泥臭く、でもまっすぐな「摩擦主義」のような曲がとても似合います。試合で負けた悔しさ、仲間とうまくいかない苦しさ、自分自身の限界を感じた時に、この曲は心に響きます。

最後に

「摩擦主義」は、ただの応援歌ではなく、葛藤や痛みを受け入れ、それでも進む意志を描いたハチナイらしい楽曲です。

勝利の歓喜だけでなく、そこに至るまでの苦しみも愛するファンにとって、たまらない一曲となっています。