はじめに
最近のアニソンは、タイアップでもアニメに合わせた歌詞であることが多いですね。
90年代だとビーイング系とかアニメの内容と関係ない曲が使われることが多かったので、この流れはアニメファンとしてはありがたいと思います。
ただ、中にはアニメと全く関係ないはずなのに異様にマッチしている曲もありました。
その代表とも言えるのが、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』のオープニングだったこの曲です。
曲の魅力
「ロマンス」はPENICILLINにとって最大のヒットとなった曲です。
その魅力として、まずキャッチーなのに耽美なメロディが上げられます。特に、サビでは甘く切ない旋律が耳に残ります。
また、独特の艶と妖艶さを持つHAKUEIのボーカルも魅力的です。特に語尾の伸ばしやウィスパー気味なパートでその官能的な響きが全開になります。これが歌詞に込められた“壊れそうな愛”や“執着”と見事にマッチしていて、曲全体に耽美な色を塗っているのです。
そして、何と言っても「マサルさん」との衝撃的ギャップでしょう。アニメ本編のノリは超ハイテンション・シュールギャグなのに対し、「ロマンス」はシリアスで耽美なラブソング。このギャップが妙にマッチし、みんなの記憶に残ることになったのでした。
最後に
90年代後半は、所謂ヴィジュアル系バンドの曲がアニソンとしてタイアップされることが多い時期でした。
そんな中で、PENICILLINの「ロマンス」は強烈なインパクトを残しました。
合わないはずなのに絶妙にマッチしている、そんなタイアップの成功例と言えるでしょう。
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