はじめに
今年のALCESTの来日公演でオープニングアクトを務めた「明日の叙景」。
2ndアルバム『アイランド』が良かったので、8月にリリースされたばっかの新作『Think of You』もゲットしました。
今作も素晴らしい出来栄えです!
明日の叙景について
「明日の叙景」は、日本で活動しているポストブラックメタルバンドです。
ブラックメタルの攻撃的かつ激烈なサウンドに、ポストロックの繊細で美しいメロディ、複雑な構成を融合させたサウンドが特徴です。
『Think of You』について
『Think of You』は、明日の叙景が2025年8月にリリースした3rdアルバムです。
ポストブラックメタルを基調に、J-POP的なメロディやシューゲイザー的テクスチャー、美しいサウンドと写実的な歌詞が融合された作品。
冬をテーマにした透徹とした響きが感じられます。
トラックリスト
1. DAWN

壮大なイントロでアルバムの幕を開ける。
冬の夜明けを切り裂くような静から動への展開。
2. ステラ

透明感のあるメロディとポストブラックの疾走感。
儚さと力強さが同居する。
3. マジックアワー

夕暮れ時の淡い色彩感が漂うサウンド。
クリーンとスクリームの対比が鮮烈。
4. 天使

美しい旋律の中に狂気をひそませる。
ラストの爆発的展開が圧巻。
5. ドグマ

重く歪んだリフで心を抉る。
苛烈なドラミングと切ないメロディの融合。
6. コバルトの降る街で

MVでも印象的な冬の情景描写。
サビの開放感が胸を打つ。
7. 別れ霜

切なく冷たい別れの情景が浮かぶ。
ギターのリフが雪の粒のように舞う。
8. ツェッペリン

広がりのあるサウンドスケープと空を駆けるような疾走感。
MVで映像美と共に味わいたい一曲。
9. 明日は君の風が吹く

希望と喪失を抱えたまま迎えるラスト。
フィナーレ感と余韻が長く残る。
感想
これは良いですね~。
全編を通してメロディが非常にキャッチーです。スクリームやシャウトの上にポップスのようなコード進行が乗る場面も多く、耳に残るフレーズが多いですね。
つまり、J-Pop色が強くなったということなので、そこは好みが分かれるかもですが。
また、冬の情景をテーマにしているためか、冷たさ・透徹さ・淡い光といったイメージが一貫。そこに温度のある歌心が混ざることで、感情的にも振れ幅の広い作品になっています。
これは、何回もリピートしたくなりますね。
最後に
ブラックメタルとJ-Popを融合したサウンドということで、ポストブラック好きでも好みが分かれるかもしれません。
しかし、これもブラックメタルの1つの形として受け入れられると嬉しいですね。
あと、10月11月に東名阪でライブがあるようです。

渋谷のライブ行こうかしら。
PR![]() |

コメント