はじめに
バンドの結成40周年を記念して、来年2026年にDream Theaterが来日公演を行うことが発表されました。

新旧問わず、数々の名曲が披露されると思われますが、個人的にはやはり「Metropolis – Part I: “The Miracle and the Sleeper”」を生で聴きたいものです。
曲の魅力
「Metropolis – Part I: “The Miracle and the Sleeper”」は、DREAM THEATERの出世作『Images and Words』(1992年)に収録されている代表的なプログレ・メタルの曲で、ファンの間でも非常に人気の高いナンバーです。
この曲は約9分という長さの中に、変拍子の応酬・複雑なリズムパターン・高速ユニゾンフレーズなど、プログレメタルらしい要素が凝縮されています。特にギター(ジョン・ペトルーシ)とキーボード(ケヴィン・ムーア)が完全にシンクロするユニゾンは圧巻。バンドの「精密機械」ぶりを強烈に印象づけます。
また、この曲はテクニカル一辺倒ではなく、ジェイムズ・ラブリエの歌メロがキャッチーでドラマティックです。「プログレ=難解」というイメージを超えて、聴きやすさと緊張感を同時に与えてくれる点が魅力です。
そして、この曲は単なるサビ・Aメロ・Bメロではなく、小さな物語のように展開していきます。静から動へ、ソロからユニゾンへ、緩急のつけ方が絶妙で、最後まで飽きさせない「ミニ・プログレ組曲」とも言える内容です。ただ速弾きで押し切るのではなく、スリリングな緊張と解放感を繰り返し与えてくれるので、聴き手を飽きさせません。
最後に
1999年にリリースされたコンセプトアルバム『Metropolis Part 2: Scenes from a Memory』はこの曲の続編に当たります。
「Metropolis – Part I: “The Miracle and the Sleeper”」が気に入ったなら、是非チェックしてみてください。
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