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【WBC2026】大会を終えて雑感1~侍ジャパンに思ったこと~

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はじめに

日本時間3月18日、WBC2026の決勝が行われ、ベネズエラが3-2でアメリカを下して初優勝を決めた。まずは、優勝を決めたベネズエラにおめでとうと言いたい。パワフルな打撃に隙のない走塁、そして投手陣の奮闘など優勝の要因は色々あるだろう。

そのベネズエラに準々決勝で敗れた侍ジャパンは残念だった。決して勝てない試合ではなかったが、最後は力負けという印象だ。ベネズエラが強いことは分かっていたのでショックはそこまでないが、色々と課題を感じた一戦だった。

ベスト8に終わった侍ジャパンについて、自分なりに思ったことを書いていく。

健闘したが穴もあった打線

今大会の日本打線はこれまでになく攻撃型だった。レフト・吉田正尚、センター・鈴木誠也、ライト・近藤健介(大会途中から佐藤輝明)という外野陣がその象徴だろう。内野陣を見ても、ショートの源田壮亮を除いて4番を打つような選手がスタメンに揃っていた。

この打線はある程度上手くいった。1番DHの大谷翔平を始めとして、吉田・鈴木といったメジャー組が期待通りの働きで打線を牽引した。1次ラウンドは4試合で34得点、敗れたベネズエラ戦でも5点取ったのだから、打線は健闘したと言える。

一方で、近藤が13打数ノーヒットに終わるなど不振に陥った打者もいた。村上宗隆岡本和真牧秀悟の3人も本調子とは言えず5番以降が穴になっていた。

そんな中で、8番の源田壮亮が打率5割打ったのは驚きだった。彼が出塁することで大谷の打席でランナーを置く状況を作ることができた。

全体的には、打てる打者と打てない打者がはっきり分かれた印象だった。

明らかに先発偏重だった投手陣

球数制限のあるWBCにおいて、日本が第1回から採用していた戦術が「第2先発」である。本来は先発を務める投手をロングリリーフとして投入するのだ。イニング数を稼げるため、メンバーから投手を減らして野手を増やせるメリットがある。実際、日本の投手14人は参加国の中で最少だ。問題は、14人中リリーフ専門が3人しかいなかったことだ。

ベネズエラ戦でリリーフ登板した隅田知一郎伊藤大海は明らかに本調子ではなく、共に被弾して逆転されてしまった。結果的にこの継投が敗戦の一因になった。

リリーフ要因として期待された平良海馬石井大智松井裕樹が怪我で離脱したのは痛かった。155キロ以上のストレートを投げれるリリーフ投手は他にもいたが、コンディションだったり色々な事情で選べなかったのだろう。

次のWBCが何月の開催になるかはまだ分からない。だが、また3月開催になるのであれば、何かしらの対策は必要だろう。

監督選考方法とかサポート体制への疑問

井端監督に采配に関しては色々と思うところがある。「なんで若月に代打出さないんだよ」とか「そこでチャレンジする必要ある?」とか…。

だが、代表監督決定までの経緯を考えると、あまり井端監督を責める気にならない。他の候補者に断られ続けた結果、U-15の代表監督を務めていた井端にやらせる形になったからだ。「内部昇格」と言えば聞こえはいいが、貧乏くじを引かされたようにも見える。

NPBがどこまで監督をサポートしたのかという疑問もある。もちろん内部事情は分からないが、何と言うか任せっきりの印象を受けた。

以下の記事ではGMの導入を提案しているが、それも一考だろう。

WBC強豪代表チームに存在し侍ジャパンになかったもの(菊地慶剛) - エキスパート - Yahoo!ニュース
【代表チームを支え続けたカブレラ氏の涙に感動】  第6回ワールドベースボールクラシック(WBC)は、ベネズエラ代表が初優勝を飾り、大盛況の中で幕を閉じた。  米国内で中継を担当したFOXによると、一次

可能な限りルールは合わせたい

個人的に「ピッチクロック」というルールは大嫌いなのだが、WBCで優勝を目指すのであればNPBでも導入すべきだろう。3回目の牽制でアウトにできなければボークになるルールもだ。やはり、慣れているかどうかの差は大きい。

ボールに関しても可能な限り合わせたい。日本の投手がボールの感覚が違って苦労する問題を20年も放置してるのは如何なものか。WBCやMLBと同じボールをNPBでも使うのがベストだが、せめて反発係数とか滑りやすさを合わせられないだろうか。逆に、ミズノ製のボールをWBC公式球にしてもらうという手もあるが、正直難しいだろうなぁ。

最後に

侍ジャパンの皆様にはお疲れ様と言いたい。結果は残念だったが、プレーには見応えがあったし、個人的には楽しめた。

だが、課題が沢山見えた大会でもあった。選手個人のレベルアップも必要だろうが、それよりNPBがこれからどうするかが重要に思えてならない。

来年開催のプレミア12に向けて戦いは既に始まっている。

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