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【この曲を聴こう!】SURVIVOR – Eye Of The Tiger

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はじめに

たった数秒のイントロを耳にしただけで「闘志」「挑戦」といったイメージが瞬時に湧いてくる…。映画『ロッキー3』の主題歌として世界的なヒットを記録したその曲は、今なおスポーツやトレーニングの定番ソングとして愛され続けている。

1982年にリリースされたSURVIVORの「Eye Of The Tiger」は、まさに時代を超えた名曲と言えるだろう。

曲の魅力

まずは、何と言っても冒頭のリフだろう。ギターリフは、非常にシンプルでありながら一度聴いたら忘れられないフックを持っている。コード進行も単純なのに、余計な装飾を省いたぶん研ぎ澄まされた鋭さを感じさせる。

サウンド面では、80’sハードロックにありがちな派手なシンセや過剰なエフェクトをほとんど使わず、ギター・ベース・ドラム・ボーカルの“ロックの基本形”で勝負しているのが良い。ドラムは力強いスネアのバックビートでリスナーを前へ引っ張り、ベースは低域で曲全体をどっしりと支えながら動きを与えている。これが、ミュージックビデオのように“一緒に歩きたくなる”グルーヴを生み出しているのだ。

そして、デイヴ・ビックラーのハスキーで伸びのある声が、曲全体の緊張感をさらに押し上げている。特にサビの高揚感は、まさに「声そのものが闘志」というべき力強さ。歌詞に込められたテーマは「挑戦」と「諦めない心」。タイトルの「Eye of the Tiger」(虎の眼)は、獲物を狙う集中力と闘志を象徴している。勝利そのものではなく「挑み続ける姿勢」を描くことで、聴く人の背中を押し続けてくれるのだ。

最後に、映画『ロッキー3』との相乗効果ついて触れないわけにはいかないだろう。ロッキーが再起をかけてトレーニングする場面と重なることで、「Eye of the Tiger」は単なるロックソングではなく“闘いのテーマ”として刻み込まれた。曲を聴くだけで、映画の映像が浮かぶ人も多いことだろう。

最後に

「Eye of the Tiger」は、サウンドの強さ、映画との相乗効果、そして普遍的なメッセージ性が三位一体となって人々を惹きつけ続けている。聴けば自然と拳を握りしめ、前に進む気持ちが湧き上がる。まさに“闘志の代名詞”と呼ぶにふさわしい一曲だ。

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アイ・オブ・ザ・タイガー – サバイバー

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