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【HR/HM】IRON MAIDENで好きな間奏TOP10

音楽

はじめに

私が大好きなHR/HMバンドの1つがIRON MAIDENです。

その魅力は色々ありますが、ドラマチックな展開を魅力として挙げる方が多いのではないでしょうか。

そのドラマチックな展開で繰り広げられるのが、リフやギターソロそしてハモリを織り交ぜた間奏です。

そんな訳で、自分が好きな間奏TOP10を発表したいと思います!

動画バージョン

長文なんて読みたくねぇ! って人はこの動画をどうぞ。

ランキング発表!

10位:Afraid to Shoot Strangers

曲の前半は静かでダークなムードを醸し出す「Afraid to Shoot Strangers」。しかし、間奏に入ると突然テンポが速まり、アグレッシブなギターリフが爆発します。

この間奏では、メロディアスなギターラインが、戦場の悲哀や兵士の葛藤を表現しているように感じられます。特に、泣きのフレーズが随所に散りばめられており、曲の感情的なピークを作り出しています。

間奏はただ速く激しいだけでなく、途中で再び静かになり、ドラマチックな展開を見せます。この起伏のある構成が、曲の持つストーリー性を強調し、聴く人を引き込む要素になっています。

この間奏の魅力は、単なるテクニックではなく、曲全体のストーリーテリングと感情表現に大きく貢献している点にあります。

9位:Fates Warning

個人的にメイデンの隠れた名曲No.1の「Fates Warning」。

この間奏では、デイヴ・マーレイとヤニック・ガーズによる流れるようなツインギターが特徴的です。楽曲全体のダークでシリアスな雰囲気を引き継ぎながら、エモーショナルなメロディを奏でています。メイデン特有のハーモニック・ギターリフが絡み合い、壮大な雰囲気を作り出しています。

また、テンポやリズムが変化し、楽曲にさらに深みを加えています。特にドラムのニコ・マクブレインが叩き出すリズムの変化が、曲の流れに緊張感を与えています。

そして、ヤニック・ガーズのワイルドでアグレッシブなプレイと、デイヴ・マーレイの滑らかで歌うようなソロが絶妙に組み合わさっています。曲のテーマに沿った哀愁と激情が混じるギターソロとなっており、ストーリー性のある楽曲展開を引き立てています。

「Fates Warning」の間奏は、IRON MAIDENらしいツインギターのハーモニー、リズムの変化、そして エモーショナルなギターソロが一体となった、非常に印象的なパートです。この部分があることで、曲全体のドラマ性が高まり、より深みのある楽曲に仕上がっています。

8位:Prowler

「Prowler」の間奏は、曲全体のエネルギッシュで荒々しい雰囲気をさらに高める、非常に魅力的なパートです。

まず、ツインギターのリードワークが際立っています。メイデンらしいハーモニーのあるフレーズが特徴的で、後の楽曲にも見られる「メイデン節」の原型がすでに確立されています。 

次に、ギターソロはブルースの影響を受けたフレーズとクラシカルなスケールを融合させたメロディが特徴です。勢いのあるフィードバックやチョーキングが、曲の荒々しさと疾走感を増幅させています。

また、スティーヴ・ハリスの動きのあるベースラインが、ギターソロの下で絶えずうねるように進行しており、曲にグルーヴと緊張感を加えています。彼のピッキングスタイルによるアグレッシブなアタック音も、この間奏のダイナミズムを強調しています。

この曲は、最初から一貫してスピード感がありますが、間奏に入ると一瞬テンションが変わり、ギターが旋律的なフレーズを奏でながらクライマックスへと突入します。その展開がドラマチックで、曲全体のストーリー性を強めています。

7位:Fear of the Dark

「Fear of the Dark」の間奏は、楽曲の魅力を最大限に引き出す重要な部分です。

曲の前半は不気味で暗い雰囲気を持ちつつ、サビで爆発的なエネルギーを放ちますが、間奏に入ると一気に開放感のあるメロディアスなギターが登場し、曲の展開をドラマチックにしています。静と動のコントラストが曲の緊張感を高めているわけです。 

また、デイヴ・マーレイとヤニック・ガーズの掛け合いが見事です。哀愁漂うメロディアスなリードは、メイデン特有のツインギターの魅力が最大限に発揮されています。ギターソロはテクニカルな速弾きよりも感情を重視したフレーズが多く、特に哀愁を帯びた旋律が印象的です。

この間奏はライブでは観客が一斉に大合唱するポイントでもあり、会場全体の熱気が最高潮に達します。 間奏が終わると曲のテンションがさらに高まり、クライマックスへ向かっていきます。

この間奏があるからこそ、「Fear of the Dark」はIRON MAIDENの代表曲として長く愛されているのです。

6位:The Trooper

「The Trooper」はヘヴィメタル史に残る名曲の一つですが、その間奏部分も非常に魅力的です。

まず、デイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスのツイン・リードギターが、メイデンらしい壮大なメロディを作り上げています。戦場の混乱と勇敢な兵士の戦いを音で描写しているかのような印象です。 全体的に速いテンポながらもメロディアスな展開が続くため、ただの速弾きソロではなく、しっかりとした物語性を持っています。ギターの掛け合いが激しく、戦場の緊張感を高める効果を生んでいます。

そして、スティーヴ・ハリスとニコ・マクブレインのリズム隊が、この間奏をより強烈なものにしています。特にハリスのギャロップ奏法が楽曲全体に疾走感を加え、まるで騎兵が突撃するかのようなイメージを作り出しています。 

「The Trooper」の間奏は、単なるギターソロではなく、戦場の物語を描くような劇的な構成が魅力です。ツインリードの美しいハーモニー、疾走感あふれるギャロップリズム、ドラマチックな展開が合わさり、IRON MAIDENならではのメタルの芸術を体現しています。

5位:Deja vu

この間奏では、エイドリアン・スミスとデイヴ・マーレイによるツイン・ギターの美しいハーモニーが際立っています。メイデンらしい流れるようなメロディラインが、楽曲にドラマチックな展開を加えています。 

この曲はアップテンポな楽曲ですが、間奏部分では一瞬テンポが落ち、よりメロディアスなパートに突入します。その後、再び疾走感を取り戻しサビへと繋がる流れがスムーズで、聴いていて心地よい緊張感があります。

そして、メイデンの楽曲に共通する「哀愁感」が、この間奏でも表現されています。特にスケールの選び方やチョーキングの使い方が、どこか懐かしくも切ない雰囲気を作り出しています。

ギターソロは速弾きだけでなく、歌うようなフレーズが特徴的です。特にエイドリアン・スミスのプレイは、テクニカルでありながら感情表現が豊かで、彼の個性がよく出ています。

この曲の間奏は、テクニックとメロディのバランスが絶妙で、聴くたびに新たな発見があるのが魅力です。

4位:Aces High

「Aces High」(邦題:撃墜王の孤独)の間奏は、バンドの持つ卓越した演奏技術と作曲力が光ります。

メイデンの代名詞ともいえるデイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスのツイン・リードギターが、この曲の間奏でも存分に発揮されています。まず、ギターソロの前にスピード感のあるリフとともに展開される緊張感がたまりません。そして、エイドリアンが先にメロディアスなソロを弾き、その後にデイヴが流れるようなレガート奏法を駆使したソロを披露します。二人の対照的なギタースタイルが、スピード感とドラマチックな展開を生み出しています。

スティーヴ・ハリスのベースの疾走感あふれる演奏も魅力です。 ギターのソロの下で単調にならず、まるで戦闘機が戦場を駆け抜けるようなアグレッシブなラインを奏でています。ギターとドラムのスピード感を支えつつ、曲全体の緊張感を高める役割を果たしているのが特徴的です。

また、ニコ・マクブレインのドラムも非常に重要です。 テンポをキープしながら細かいフィルを散りばめることで、楽曲にさらなるエネルギーを与えています。特に、ギターソロの終盤でタム回しを入れることで、曲が次の展開にスムーズに進むのが印象的です。

「Aces High」の間奏は、IRON MAIDENらしいテクニカルな演奏とドラマティックな展開が凝縮された名場面です。特に、ギター、ベース、ドラムが一体となって生み出す疾走感と緊張感が、楽曲のテーマである空中戦をよりリアルに感じさせてくれます。

3位:The Lonliness of the Long Distance Runner

「撃墜王の孤独」の次は「長距離ランナーの孤独」です。この曲の間奏部分はバンドの楽曲の中でも特にエネルギッシュで、ドラマティックな展開が魅力的です。

まず、スピード感あふれるリフと力強いリードギターの絡み合いが魅力的です。デイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスによるメロディアスなリードの掛け合いが、まるでランナーの心理的な高揚と苦悩を描いているかのように展開します。

また、メイデンの醍醐味の一つであるハーモナイズされたツインギターがこの間奏でも炸裂します。この部分はスティーヴ・ハリスの作曲センスが光る部分で、クラシック音楽の影響も感じられる荘厳なメロディが印象的です。音が重なり合い、流れるようなフレーズが曲に壮大なスケールを加えています。 

そして、スティーヴ・ハリスの刻み込むようなベースラインが楽曲の疾走感をさらに加速させます。ニコ・マクブレインの細かいシンコペーションやフィルインも楽曲の緊張感を高めています。特に、ツインギターがメロディを奏でる部分では、シンバルやタムを効果的に使ってドラマチックな雰囲気を演出しています。リズムセクションがしっかりと楽曲を支えながら、ギターが自由にメロディを展開していくスタイルは、メイデンならではの醍醐味です。

この間奏の魅力は、単なる「速弾き」や「テクニックの誇示」ではなく、楽曲全体のストーリーを感じさせるドラマ性にあります。まるで長距離走者が極限の状態の中で戦い続ける心の動きを、音楽で描いているような感覚です。IRON MAIDENのツインギターとリズム隊の一体感が最大限に発揮された、まさに名間奏と言えるでしょう。

2位: Hallowed be Thy Name

「Hallowed be Thy Name」の間奏は、楽曲のクライマックスへ向かうドラマチックな展開として非常に魅力的です。

まず、デイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスによるツインリード・ギターの掛け合いが圧巻です。特に、クラシック音楽の影響を感じさせるメロディックなリードが、荘厳で悲劇的な雰囲気を演出しています。

緊張感のあるリズム変化も魅力です。曲の前半はスローテンポで静かに進行しますが、最後の間奏部分で一気に加速。ギャロップ・リズムに切り替わり、曲全体のダイナミクスを大きく変化させます。この変化が、聴き手の心を一気に高揚させるポイントです。

また、ドラムがリズムの変化を巧みにコントロールし、楽曲のダイナミズムを最大限に引き出しています。スネアのロールやフィルが効果的に配置されており、ギターのフレーズとのシンクロが見事です。

そして、この間奏は楽曲全体のストーリー展開の鍵となる部分なのですが、歌詞のテーマ(死刑を待つ囚人の葛藤)ともリンクしており、音楽的にも感情の爆発を表現しています。間奏が終わると、再びイントロの悲壮感漂うメロディが戻ってくるのがドラマチック!

この曲はメイデンのライブでも特に人気が高く、間奏部分は観客の盛り上がりが最高潮に達する瞬間の1つです。ブルース・ディッキンソンが観客を煽るのがお約束!

この間奏が持つスピード感・メロディアスなギター・ドラマティックな展開の組み合わせが、「Hallowed be Thy Name」 を名曲たらしめている理由と言えるでしょう。

1位:Caught Somewhere in Time

「Caught Somewhere in Time」の間奏は、楽曲全体のSF的で壮大な雰囲気をさらに際立たせる魅力的な要素になっています。

デイヴ・マーレイとエイドリアン・スミスによるツインギターの掛け合いが、この間奏のハイライトです。メイデンらしいハーモニーが炸裂し、まるで時間の流れの中を駆け抜けるような疾走感を生み出しています。 

また、この曲はシンセサイザーの導入によってSF的な雰囲気が強調されていますが、ギターソロ部分もそれにマッチした未来的な響きを持っています。特に、エイドリアン・スミスのソロはメロディアスでありながらもスリリングで、まるで時間旅行をしているかのような感覚を味わえます。

ソロは速弾きやスウィープピッキングを多用するわけではなく、メロディックなフレーズを中心に構築されています。そのため、緊張感のある展開から開放的なフレーズへと移行する流れが見事で、リスナーを曲のクライマックスへと引き込んでいきます。

「Caught Somewhere in Time」というタイトルが示すように、時間の流れや運命というテーマが曲の随所に感じられますが、間奏部分もまるで時空を超えて駆け抜けるような感覚を与えてくれます。特に、ギターのリフとリードの絡みが時間の歪みを表現しているかのようで、聴いているとまさに「どこかの時間に囚われた」ような気持ちになります。

この曲の間奏はテクニカルすぎず、それでいて美しくメロディックで、時間と空間を超えた壮大な雰囲気を演出しています。IRON MAIDENの持つ「物語性」と「ドラマチックな展開」が最もよく表れている間奏と言えるでしょう!

最後に

といった感じで、IRON MAIDENの間奏の魅力を語ってしまいました。

あの曲がないじゃないか!という声もあるかもしれませんが、そういう方はコメント欄で存分に語っちゃってください!

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