はじめに
ヘヴィメタルというと男性的なイメージがあるかもしれませんが、女性ボーカルも第一線で活躍してきました。
元WARLOCKのドロ・ペッシュ、元ARCH ENEMYのアンジェラ・ゴソウ、そして元NIGHTWISHのターヤ・トゥルネンの3人がその代表でしょうか。
パワフルで情熱的なドロ、男性顔負けのグロウルのアンジェラに対し、ターヤはクリアで伸びやかなソプラノでメタル界に名を残しました。
そんなターヤ期のNIGHWISHで個人的に大好きな曲を紹介します。
曲の魅力
NIGHTWISHの「Wish I Had An Angel」(2004年リリース、アルバム『Once』収録)は、彼らの楽曲の中でも特にエネルギッシュでキャッチーな代表曲の一つです。
この曲は、シンフォニック・メタルに加えて、インダストリアルやエレクトロの要素が組み合わさっており、NIGHTWISHの中でも異色な存在です。ヘヴィなリフと電子的なビートが融合していて、まるでクラブでも流せそうなダンサブルな疾走感が特徴です。
また、イントロのギターリフは非常にインパクトがあり、一度聴いたら忘れられない印象的なフレーズ。サビも非常にキャッチーで、観客と一体になれるライヴ映えする楽曲でもあります。
そして、何と言っても「男女ツインボーカルの絶妙なコントラスト」がこの曲最大の魅力でしょう。ターヤ・トゥルネンのクラシカルで荘厳なソプラノ、そしてマルコ・ヒエタラの野性的で粗削りなシャウト。この2人のボーカルが絡み合うことで、「神聖」と「堕落」、「美」と「獣」的なコントラストがドラマティックに表現されています。まさに“天使が欲しい”という歌詞に通じる禁断の美しさと欲望の二面性を象徴しています。
最後に
「Wish I Had An Angel」は、NIGHTWISHの中でもポップさとヘヴィネス、クラシカルな要素とモダンなエレクトロ要素が絶妙にブレンドされた一曲で、シンフォニックメタル初心者にもおすすめしやすい代表作です。
この曲が気に入ったのなら、アルバム『Once』全曲おすすめです!
PR![]() |

コメント