はじめに
チェスター・ベニントンの自殺により活動休止してから7年、女性ボーカルを加えての活動再開をLINKIN PARKが発表したのは昨年9月のことでした。
色々とまさかだったので、実に衝撃的だったのをよく覚えてます。
新アルバムのリリースや来日公演もありましたし、これからの活動にも期待したいところですが、今回はチェスター・ベニントン在籍時の代表曲を紹介します。
曲の魅力
LINKIN PARKの「Faint」は、2003年のアルバム『Meteora』に収録された代表曲のひとつで、彼らの音楽的な特徴が凝縮された楽曲です。
「Faint」は、わずか2分42秒という短い時間に、ギターリフ、スクラッチ、サンプル、ストリングスなど、様々な要素を詰め込んだアグレッシブなサウンドが特徴です。イントロのストリングスが緊迫感を煽り、ギターも重くて攻撃的です。また、スクラッチは曲の「切れ味」や「混沌感」を演出し、疾走感あるドラムが緊張感を持続させています。
そして、この曲の魅力といえば、ツインボーカルの対比と融合でしょう。マイク・シノダのラップは鋭く切り込むようなリズムで怒りやフラストレーションを体現し、チェスター・ベニントンのシャウトは絶望と怒りの爆発を感じさせてる感じです。この2人の対照的なボーカルが交互にぶつかり合い、曲に激しいダイナミクスを与えています。
「Faint」はライブの定番曲で、イントロのストリングスが流れた瞬間に観客が一斉に沸き立ちます。チェスターのシャウトに合わせて観客も叫び、シンガロングが起こるパートも多く、ライブのハイライトのひとつです。
最後に
「Faint」は、LINKIN PARKの真骨頂を短く鋭く叩きつける名曲。
音楽的にも感情的にも強烈で、彼らが「時代の声」となった理由が詰まった1曲です。
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