はじめに
神奈川のご当地ラーメンとして有名なのが「家系」だ。吉村家(1974年オープン)を元祖とし、横浜を中心に広がった。
しかし、家系は同じ神奈川県でも相模川より西側では馴染みの薄いラーメンだった。自分が知る神奈川西部最古の家系は、本厚木にある2000年オープンの二代目梅家だ。
では、秦野市ではどうだったなのだろうか?ラーメンデータベースで確認できる秦野市に存在した家系ラーメン屋をまとめてみた。
横浜ラーメン二代目家(閉店)

ラーメンデータベースで確認できた秦野市最古の家系ラーメン屋は『横浜ラーメン二代目家』だった。オープン日は不明だが、データベースの登録日は2007年8月19日だ。
場所は落合の交差点のあたり、焼肉店『焼肉korea』の下だ。あんなとこにラーメン屋あったの知らなかった。
店名で検索すると、以下の記事を発見。
ラーメン紀行.net – 【閉店】横浜ラーメン 二代目家
http://ra-menkikou.net/ra-men.php?sitekbn=0&misecode=550
取材日は2006年9月3日だ。記事を読むと、どうやら前にも同じ場所に家系ラーメン店があったようでその記事もあった。
ラーメン紀行.net – 【閉店】横浜ラーメン らーめん家 秦野店
http://ra-menkikou.net/ra-men.php?sitekbn=0&misecode=384
取材日は2004年12月26日。この『横浜ラーメン らーめん家 秦野店』はラーメンデータベースに登録されてなかったが、秦野初の家系である可能性が高い。当時自分は大学生だったが、この辺を通ることが皆無だったため、この店のことを全く知らなかった。
らーめん 福屋(閉店)

お次は、2010年10月5日に登録された『らーめん 福屋』だ。東海大学前駅南口出てすぐという好立地。
秦野初の二郎系ラーメン店として知られるが、豚骨醤油の家系ラーメンも出していた。以下の記事によると、オープンは2009年の11月のようだ。
らーめん 福屋(東海大学前)
http://ma-ko64.sakura.ne.jp/fukuya.html
秦野では家系以上に貴重な二郎系を提供してるということで自分も何回か行ったが、2025年に閉店した。公式サイトはまだ残っている。
らーめん福屋|秦野市・東海大学前駅のとんこつラーメン「福屋」
http://www.fukuyamashouji.jp/fukuya.html
横浜ラーメン 庄家(閉店)

『横浜ラーメン 庄家』は、2011年12月9日に県道62号沿いの『不二家レストラン』の向かい側にオープンした。当時の自分は三鷹に住んでたのでオープン時のことは分からないが、秦野に戻ってきた2017年でもまだあったような。調べたら2017年の初めに閉店してるので、建物が残ってただけかもしれない。
以下の記事によると、本店は大井町にあるようだ。
ラーメン紀行.net – 横浜ラーメン 庄家 秦野店
http://ra-menkikou.net/ra-men.php?sitekbn=0&misecode=1185&kaisu=1
その本店も2017年10月に閉店してしまった。
秦野家(閉店)

国道246号沿い、善波トンネル近くのニトリの向かい側にあったのが『秦野家』だ。オープン日は2012年12月1日となっている。ラーメンデータベースによると、店主は『六角家』で修行したらしい。オープンから1年ちょっとの2014年1月に閉店した。
濃厚家 秦野店

『濃厚家 秦野店』は、伊勢原にある『濃厚家』の2号店として2013年8月1日にオープンした。国道246号から外れた線路沿いと立地は決して良くないが、地元民に愛されて10年以上続いている。個人的には、つけ麺が特に美味しいと思う。
SNSはTwitter(現X)とInstagramがあるが、最近はInstagramの方が更新頻度が高い。
ゑびす家(閉店)

『秦野家』の跡地に『北海道ラーメン 壱源二代目 秦野店』という味噌ラーメンのお店がオープンしたのだが、そのまた跡地にオープンしたのが『ゑびす家』だ。オープン日は2015年2月6日となっている。
以下の記事によると、小田原のラーメン屋『麺家ゑびす』の2号店らしい。
新世横浜家系らーめん ゑびす家@秦野
http://ma-ko64.com/ebisuyahadano.html
結局1年持たず、2015年中に閉店した。
ラーメン豚骨軍団(閉店)

2015年9月28日に『ゑびす家』の跡地にオープンしたのが『ラーメン豚骨軍団』である。これまで新しいラーメン屋がオープンしては潰れるのを繰り返していた場所だが、こちらは4年持った。コロナ禍の影響かは分からないが、2020年の初めに閉店。
ちなみに、その後『極楽鳥』という鶏白湯版の家系みたいなラーメンを出すお店が跡地にオープンしたが1年持たずに閉店、現在は『ロイヤルインドレストラン 秦野店』というインドカレー屋になっている。
横浜家系ラーメン 藤之家(閉店)

『横浜家系ラーメン 藤之家』は、2017年3月1日に河原町の交差点から金目川を渡ったところにオープンした。自分は一度行ったことがあるが、立地が良くない印象。
交通量が多く、信号待ちの車が入口を塞ぐことも多いため、右折で入るのは難しい。また、お店を出て左車線のままだと交差点で左折させられるので、直進したい場合はすぐに右車線に移動しないといけない。
といったこともあり個人的には行きづらいお店だったが、それでも4年続いた。2021年11月に閉店。
跡地には『麺場 瀧』という味噌ラーメンのお店がオープンしたが1年持たずに閉店。建物は壊されて、現在は駐車場になっている。
町田商店 秦野店

家系の中でも所謂「資本系」の代表格である『町田商店』が秦野に進出したのは2018年のことだった。「はだの桜みち」沿いに3月2日にオープンした。
オープン当初はいちいち「なんとー!」と叫ぶ接客がウザかったが、いつの間にかなくなった。
セントラルキッチンによる安定した味と、11時~24時という長い営業時間を武器に、オープンから8年近く経った今でも繁盛している。
横浜家系ラーメン 畿一

『横浜家系ラーメン 畿一』は2018年5月16日にオープンした。場所は「文化会館通り」沿い、国道246号と「はだの桜みち」の間だ。
当ブログでは、「秦野ラーメン大百科」でもこのお店を紹介したことがある。
現在も営業中だが、定休日が多いのでよく確認してから行こう。
家系ラーメン王道乃印ふく家

『らーめん 福屋』の跡地に2025年10月11日にオープンしたのが『家系ラーメン王道乃印ふく家』だ。王道家系では秦野初となる。『福屋』の店主が『王道乃印』で修行して復活を遂げたらしい。
Google マップでの評価は低いが、売上は順調のようだ。
最後に
2004年の時点で秦野に家系のお店があったとは驚きだった。どんな味だったのか気になるところ。
2026年2月現在も営業中なのは以下の4店。
- 濃厚家 秦野店
- 町田商店 秦野店
- 横浜家系ラーメン 畿一
- 家系ラーメン王道乃印ふく家
昨年オープンした『家系ラーメン王道乃印ふく家』を除く3店は7年以上続いており、秦野の地に根付いたと言えるだろう。
2020年以降、『蒙古タンメン中本』『麺場 田所商店』『夢を語れ』といったブランドが進出し、秦野市内ではラーメン屋の競争が激化している。そんな中で上記の家系ラーメン店がどう生き残るのか…要注目だ。




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