野球コラム

【野球コラム】通算本塁打上位のペースをグラフで比較してみる

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はじめに

プロ野球で通算500本塁打を達成した打者を対象に、年齢ごとに通算本塁打をプロットして比較を行った。各打者がどのようなペースで本塁打を積み重ねたかよく分かるはずだ。

年齢別で見る通算本塁打

通算500本塁打を達成した9名(日米通算を含む)とここまでハイペースで本塁打を記録している村上宗隆の合わせて10名を対象に、年齢別に通算本塁打をプロットしたのが以下のグラフである。

年齢別通算本塁打

年齢別通算本塁打
年齢別通算本塁打
王貞治 野村克也 門田博光 山本浩二 清原和博 落合博満 張本勲 衣笠祥雄 松井秀喜 村上宗隆
18 1 1
19 7 0 31 13 1 11 37
20 24 0 60 29 3 31 65
21 37 7 91 53 24 53 104
22 75 37 8 126 84 39 91 160
23 115 58 39 12 163 117 58 128 191
24 170 79 53 34 186 138 85 162 224
25 212 108 71 44 222 161 114 204 246
26 260 137 98 69 247 2 189 133 246
27 307 181 117 88 273 17 217 165 282
28 356 233 139 116 298 50 241 186 332
29 400 274 164 146 329 82 261 212 348
30 447 316 179 169 361 107 295 237 379
31 486 350 181 213 384 140 321 267 402
32 534 385 222 257 397 192 352 287 410
33 585 423 266 299 413 242 385 318 435
34 634 445 285 343 442 270 399 348 444
35 667 487 325 386 454 302 414 377 472
36 716 516 355 416 480 342 436 404 493
37 766 551 378 452 492 376 460 435 505
38 805 579 403 485 514 413 481 463 507
39 838 591 434 509 525 435 489 487
40 868 619 478 536 525 452 501 504
41 629 511 525 467 504
42 645 542 484
43 648 560 505
44 653 567 508
45 657 510

雑感

分かっていたが、やはり王貞治(巨人)が突き抜けている。20代序盤から引退する40歳までシーズン平均40本以上を打ち続けたのだから、驚異的と言うしかない。歴代1位の座は当分揺るがないだろう。

歴代2位の野村克也(南海・ロッテ・西武)は20代半ばから一気にペースを上げたタイプだ。30代終盤までペースを維持し、40歳を過ぎても打ち続けて最終的に657本まで行った。

門田博光(南海・オリックス・ダイエー)と山本浩二(広島)は、30歳を過ぎてから本塁打が増加したという点でよく似ている。2人とも20代の頃は中距離バッターという印象だったが、三十路に突入してから突如として40本打つようになった。30代以降にホームランを量産したことで、通算本塁打ランキングの上位に入っている。

プロ入りが遅かった落合博満(ロッテ・中日・巨人・日本ハム)も30代以降にホームランを稼いだタイプだ。グラフを比較すると、野村とほぼ同じペースで打ってることが分かる。

25歳までは王を上回るペースで本塁打を打っていた清原和博(西武・巨人・オリックス)は、30代に入ると怪我もあってペースが鈍化した。それでもシーズン通して出れば20本打つ力はあり、最終的に歴代5位の通算525本塁打を記録している。

通算3000本安打を記録するなど安打製造機として知られる張本勲(東映・巨人・ロッテ)だが、ホームランもコンスタントに打っていた。キャリアハイは34本とそこまで多くないが、安定してシーズン20本以上を打ち続けたことで通算500本塁打に到達している。

衣笠祥雄(広島)も安定して打ち続けたタイプ。キャリアハイは32本と500本塁打達成者の中では最少だが、骨折しても試合に出続けるタフさを武器にホームランを積み上げた。

松井秀喜(巨人・メジャー)は、日本にいた28歳までは王に匹敵するペースで本塁打を量産していた。メジャー移籍後はペースを落としたが、日本に残っていたらどこまで数字を伸ばしたか気になるところだ。

村上宗隆(ヤクルト・メジャー)も25歳の時点では王を上回るペースで本塁打を打っているが、メジャー挑戦でどうなるか。

最後に

やっぱり王貞治がヤバい。こうしてみると、王の偉大さがよく分かる。

王を抜く可能性があるとしたら村上宗隆だが、果たしてどこまで数字を伸ばせるだろうか。メジャーでも40本打って40歳まで活躍できれば…ってこれでも868本は厳しい。

比較と言いながら、王の異常性が際立つ結果になってしまった。

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